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なぜ訪問歯科なのか

Quality of Life

なぜ訪問歯科なのか?

時代のニーズの変化に合わせて、歯科診療のあり方も変わっていくべきではないでしょうか。さまざまなニーズがある中で、私たちは訪問歯科が求められるものの一つだと考え、サービスのレベル向上、全国展開に取り組んでいます。

2023年の65歳以上の割合を示す円グラフ

超高齢社会の進展

総人口に占める65歳以上人口の割合=高齢化率は29.0%。2070年には2.6人に1人が65歳以上となるなど超高齢社会を迎えつつあります。日常生活に制限のない期間=健康寿命も延びている中、訪問歯科のニーズもさらに高まっていく見込みです。

福祉施設と有料老人ホームの利用者の増加を示すグラフ

介護施設の増加

厚生労働省のデータ(2000年から2018年まで)によると、介護老人福祉施設の利用者は約29万人⇒約61万人へと増加、有料老人ホームは約3.6万人⇒約51万人へと増加するなど、高齢者向け住まい・施設の利用者数も大幅に増加しています。

訪問歯科治療で向上する生活の質を示すグラフ

予防医療としての口腔ケア

外来の歯科受診は、70歳~74歳をピークに急速に減少する傾向があります。一方で予防医療としての口腔ケアは、「食べる」だけでなく、生きる力やQOLの向上にも寄与することが分かっており、訪問歯科の役割はますます大きくなるでしょう。

「食べる」が変われば、
「生きる」が変わる。

自分の口でおいしさを感じながら「食べる」ことは、日々の楽しみであり、「生きる」意欲を高めていきます。虫歯などの治療だけでなく、より良く「食べる」を支え、より良く「生きる」につなげるのが訪問歯科です。

訪問歯科の食事

Ihana訪問歯科グループの役割

社会の変化もあって訪問歯科サービスに対するニーズは高まっていますが、国内における訪問歯科の現状を考えたとき、全国で均質なサービスを提供できているとは言えません。そこでIhana訪問歯科グループでは、訪問歯科サービスの品質向上に取り組むのと同時に、豊富な臨床データから得られたノウハウを体系化することで、訪問歯科の臨床レベルを向上させていきたいと考えています。

訪問歯科に

求められるスキル

訪問歯科として高いレベルのサービスを提供していくためには、

歯科・口腔外科のみならず、幅広い専門知識・スキルが求められます。

歯科としての
総合的なスキル

全身疾患に関する
専門知識

臨床哲学/
医療倫理の知見

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歯科としての
総合的なスキル

Ihana訪問歯科グループでは、高齢を理由に治療を拒否することはありません。患者様の状況を総合的に判断し、行うべき治療は積極的に行います。抜歯を含めた治療を行うための歯科・口腔外科としてのスキルはもちろん、要介護高齢者に適した義歯を提供できること、摂食嚥下機能を踏まえた提案ができることなど、患者様に最適な治療を提供できるよう幅広い知識・スキルを身につける必要があります。

Ihana訪問歯科グループの訪問歯科に向かう歯科医師たち
訪問歯科医が患者の様子を診察

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全身疾患に関する
専門知識

Ihana訪問歯科グループでは、患者様の食べる機能やコミュニケーションが低下したときの原因を明らかにするために、歯科・口腔外科からのアプローチのみならず、全身疾患を充分に学んだうえで臨床に取り組んでいます。医師や看護師と連携して患者様の治療に取り組むことも多いため、スムーズなコミュニケーションを行う上でも、全身疾患に関して高い専門知識を身につけなければなりません。

3

臨床哲学/医療倫理
の知見

歯科医をはじめとする医療者側は、患者様が希望すれば最大限の医療サービスを提供するための準備をしています。しかし、人生はその患者様自身のもの。どこまでサービスを提供するかは、患者様や家族と話し合いながら決める必要があります。患者様が最も輝ける人生を送れるようにするためにも、臨床哲学や医療倫理を学び、深い理解と共感を持って患者さんに寄り添うことが求められます。

Ihana訪問歯科グループの医師が高齢者の口内を診察

Ihana訪問歯科グループ

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